カンピドーリオ – Campidoglio

カンピドーリオ – Campidoglio


正面の建物は現ローマ市庁舎
ミケランジェロの設計した広場

現在のローマ市庁舎があるカンピドーリオですが、この広場の設計はミケランジェロによるものです。現在の50セントコインには、この広場がデザインされています。ちなみにユーロコインは、造幣される国によりデザインが違うので、旅行へ行った際には収集しても面白かもしれませんよ!

カンピドーリオは、紀元前6世紀の初め、古代ローマはこの丘を最も神聖な場所と定め、古代ローマの神ユピテル(全世界の支配者)、ユノ(ユピテルの妻、結婚と出産の女神)、ミネルウァ(戦いの女神)の三神を祭るユピテル神殿を建設し、一般市民はこの聖地に登ることを禁じられました。
時代が下がり、蛮族の侵入などによって聖地が破壊され、廃墟となっていたのを16世紀ルネサンス法王パウルス3世がミケランジェロに聖地の整備を命じました。ミケランジェロの死後も引き継がれ100年の歳月をかけ完成しました。

ローマ市庁舎の裏手「Belvedere di Via Monte Tarpeo」から望むフォロ・ロマーノ

カンピドーリオまで来たら、逃してはいけない必見のフォトスポットがあります。ローマ市庁舎に向かって右手の小道の突き当り『Belvedere di Via Monte Tarpeo』へ行くと、コロッセオ、フォロ・ロマーノを臨む絶景が広がっています。見逃すことなかれ!

住所:Piazza del Campidoglio

マルチェロ劇場 – Teatro Marcello


カンピドーリオの長い階段を降り切った正面には、コロッセオに似た建築物があります。これはジュリアス・シーザーがライバルのポンペイウスの建てた劇場を凌駕する物を建てようとしましたが生存中に完成せず、劇場建設はアウグストゥス帝に引き継がれました。この劇場はアウグストゥス帝の芝居好きの甥マルケスにちなんで、マルケス劇場と名付けられた。

まるでコロッセオ! マルチェロ劇場