スペイン階段
映画「ローマの休日」を見た人であれば、必ず記憶に残っている観光地の一つではないでしょうか?
スペイン階段の奥にある二つの塔の教会「トリニタ・デイ・モンティ教会」は、16世紀初めにフランスの国王ルイ12世により建てられ、137段ある階段の建築にはルイ15世が費用を出しました。当時『トリニタ広場』と呼ばれておりましたが、広場の右側にスペイン大使館があったことから、次第にスペイン階段と呼ばれるようになってしまったとか。
階段の下には、法王ウルバヌス8世がつくらせた父ピエトロと息子ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの共作「バルカッチャの噴水」があり、ウルバヌス8世の紋章「蜂」が刻まれています。
住所:Piazza di Spagna, 00187 Roma
入場料:無料
注意事項:現在では、スペイン階段上での飲食はもちろん階段に腰を掛けることも禁止されています。座ると罰金を科せられる場合もあるのでご注意を!
18世紀にイギリスで古代遺跡巡りのブームが高まって以来、ローマを訪れる外国人は増え、この周辺は彼らのたまり場となりました。その中には詩人キース、ゲーテ、ワーグナーなどの芸術家がいました。
階段からまっすぐ伸びる通り「コンドッティ通り」に入り、すぐ右側にあるカフェ「カフェ・グレコ」は、当時から賑わいを見せていました。