トレヴィの泉
『ローマの休日』や『甘い生活』で度々映画の舞台となってきたトレヴィの泉ですが、歴史は意外に古く初代皇帝アウグストゥス帝の時代までさかのぼります。
古代ローマでは大きな水道の最終放水口に人目をひく噴水を作る風習がありました。アウグストゥス帝が20キロにもおよぶローマ水道を建設し、その最終地に噴水を作ったのがこの噴水の起源。しかし、5世紀になるとゴート族により破壊されますが、18世紀になりようやく再建されます。コンペで勝ち取った無名の建築家ニコーラ・サルヴィにより今のトレヴィの泉となったのです。
当時三叉路(TRIVIO)にある泉にちなんで「トレヴィの泉 (Fontana di Trevi)」と命名されました。
写真だけみると、広い広場にある噴水のように見えますが、実はこんな建物に挟まれたところにあるのです!
ところで、このトレヴィの泉には一つだけ「だまし絵」があります。あなたは気づきましたか?
そう!一番上の右の窓が、じつは「絵窓」だったのです!これに気づく人はなかなかいません。ぜひ現地で実際に見てみてください。言われなければ気づかないほど、なかなかの出来栄えです。
住所:Piazza di Trevi, 00187 Roma
入場料:無料
おすすめ観光時間:超人気スポットにより常に多くの観光客でにぎわっているトレヴィの泉ですが、早朝6時~8時ころに訪問すれば噴水を独り占めできますよ!もし、スペイン階段周辺でご宿泊であれば、朝食前のお散歩に訪れてみてはいかがでしょうか?
そして、皆さんもご存じ、後ろ向きにコインを投げると再びローマに戻ってくるというお話がありますが、それには続きがあります。2枚投げると好きな人と永遠に結ばれ、3枚投げると離婚できるのだそうです(笑)
あなたは、何枚投げますか?